ISO 9001(品質)
品質マネジメントシステム
QMS(Quality Management System)
ISO9001:2015(JIS Q 9001:2015)
ISO9001は、組織が次の事項を目的として品質マネジメントシステムを構築・運用するための要求事項を規定しており、製造業、サービス業などのあらゆる業種が対象になります。
・顧客要求事項及び適用される法令・規制要求事項を満たした製品を一貫して提供する能力をもつことを実証する。
・品質マネジメントシステムの継続的改善のプロセスを含むシステムの効果的な適用、並びに顧客要求事項及び適用される法令・規制要求事項への適合の保証を通して、顧客満足の向上を目指す。
ISO認証取得には次のようなメリットがあります。
・組織の社会的信頼や顧客満足が向上します
・経営者の理念や方針に沿った組織運営がスムーズになります
・仕事の流れや手順の明確化により業務の効率化が進みます
・さまざまな情報の共有化が進みます
・問題の発生や再発を未然に防ぐことができるようになります
・継続的な改善により組織の価値が向上します
ISO9000ファミリーの主な規格について
ISO9000ファミリーの主な規格には次のようなものがあります。
ISO9000:2015(JIS Q 9000:2015)
<品質マネジメントシステム-基本及び用語>
品質マネジメントシステムの基本を説明し、また、品質マネジメントシステムの用語を規定しています。
ISO9004:2009(JIS Q 9004:2010)
<組織の持続的成功のための運営管理-品質マネジメントアプローチ>
JIS Q 9001に基づく品質マネジメントシステムを構築した組織が、JIS Q 9001で示したモデルを拡大し、顧客及びその他の利害関係者のニーズ及び期待を満たすことに焦点を絞り、その事業活動を継続させ競争優位を保持し続ける、すなわち持続的成功を達成し維持することを目指した運営管理に関する指針を示しています。
ISO19011:2011(JIS Q 19011:2012)
<マネジメントシステム監査のための指針>
監査の原則、監査プログラムの管理、マネジメントシステム監査の実施、並びに監査プログラムの管理者、監査員及び監査チームを含む、監査プロセスに関わる個人の評価を含んでいます。