MSAの審査認証 / 審査認証手続きの流れ
審査認証手続きの流れ
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日程は受審組織の規模・活動によって異なります。
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認証の申請を受理しない場合は、その理由を文書で通知します。
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審査において、入手した審査証拠が審査目的を達成することができないことを示しているか、又は緊急で重大なリスク(例えば、安全上のリスク)の存在を示唆している場合、審査の打切り等を判断する場合があります。
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第一段階・第二段階の間にマネジメントシステムに影響するような重大な変更が行われる場合、第一段階の全て又は一部を繰り返すことがあります。また、第一段階の結果によっては第二段階が延期又は中止される場合があります。
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(認証の授与)初回認証、再認証、範囲の拡大及び縮小などのために、認証を授与する決定に先立って報告書等の情報で次の事項を確認します
a)審査によって提供された情報は、認証要求事項及び認証範囲に対して十分であるか。
b)全ての重大な不適合が解決しているか。
c)全ての軽微な不適合は、MSAが依頼者の修正及び是正処置の計画をレビューし容認したか。 -
認証が決定されるとMSAの認証マークが発行され、MSAの規定に従って認証の表明に使えるようになります。また、規定に従ってMSAの名称も認証の引用に使えます。 (MSAシステム文書「KP08.04.00-02 認証の引用及びマーク等の使用規定」による)
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被認証組織から認証範囲の拡大が申請された場合は、その内容を確認し必要であれば審査を行い判定委員会で決定し、認証範囲を拡大します。
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認証の一時停止、取り消し、復帰、縮小
(一時停止)
認証に関する要求事項に対して、常態化した又は重大な不適合がある場合や、予定された審査が実施されない場合等は、判定委員会で認証の一時停止を決定します。
一時停止期間中に一時停止の事由が解消されたと判断した場合は、認証の一時停止を解除します。またケースによっては、一時停止中にMSAの定める審査を行い是正処置の有効性を確認し、判定(認証の決定)までを終了する必要があります。(取り消し)
一時停止の期限を越えても一時停止が解消されない場合や、正当な理由がある場合等は、判定委員会で認証の取り消しを決定します。また、被認証組織は、申請することにより、認証を取り消すことが出来ます。(復帰)
認証が失効した場合、改善指摘の修正及び是正処置の検証を実施でき、未完了だった再認証活動が6か月以内に完了すれば、認証を復帰することができます。そうでない場合は、少なくとも第二段階を実施する必要があります。認証の発行日は、再認証決定日若しくはその後とし、有効期限は前の周期に基づきます。(認証範囲の縮小)
認証要求事項について常態化した又は重大な不適合があった場合は、必要な調査を行い要求事項に適合しないこれらの部分を除外するために、判定委員会で決定し依頼者の認証範囲を縮小します。